こんにちは!ブログ上級者ワナビーこと、もこぶたです!
本日は、革小物レビューシリーズ第3弾として、MAISON de HIROAN(メゾンドヒロアン)の長財布の紹介をしていきます!
ちなみに、第1弾ではValextra、第2弾ではGANZOを紹介していますので、興味のある方は是非チェックしてみて下さい!
実はこの財布、10年来の友人が使用しているもので、この記事のために貸してくれました!
そのため、代理(?)になってしまいますが、その魅力について余すことなくお伝えしていきます!
どんなブランドなのか?実際に使ってみてどうなのか?など、写真付きでレビューしていきますので、最後までお読みいただけると幸いです!
☑この記事を読んで欲しい方
・人とは被らない財布を探している方
・お札も小銭も収納できて、かつ薄い探している方
・メゾンドヒロアンってどんなブランド?と気になっている方
目次
MAISON de HIROANってどんなブランド?
MAISON de HIROANの歴史
まずは、MAISON de HIROANの歴史についてご紹介します。
その発祥は、1906年と、今から100年以上前にまで遡ります。
現在の代表の祖父が創業した老舗ですが、独自のブランドを作ったのは2000年。割と最近ですね。
そのブランド名は、「革包司 博庵」です。
革包司という聞きなれない言葉が冠されていますが、これは造語です。革で包まれたもの(=財布)の製作を司るという意味が込められているようです。
この「革包司 博庵」が革小物を販売する際に使用しているメーカー名こそ、MAISON de HIROANなのです。
MAISON de HIROANのこだわり
これはMAISON de HIROANのHPからの切り抜きです。
MAISON de HIROANは、ここに書いてある通り、ベタ貼り・磨き・ヘリの後切りという3つのこだわりを掲げています。では、1つ1つ見ていきましょう。
ベタ貼り
ベタ貼りとは、異なる革同士をわずか0.5ミリの薄さに貼り合わせる技術のことです。これによって貼り合わされた革は、折り曲げてもたわむことがなく、まるで1枚であるように感じます。
特に、MAISON de HIROANのベタ貼りは、他ブランドによるベタ貼りとは一味違います。しばしば散見される革の浮きやヨレ、歪み、堅さ、ゴワつきが全くありません。
2枚の革を貼り合わせてありながら、柔らかくしなやかなコシが生まれます。
それだけではありません。貼り合わせる革は繊維の方向が異なるものを選んでいるため、より耐久性が上がります。
そのため、極薄な革でも長持ちし、信頼できる商品を作ることができるのです。
磨き
磨きに関しても、MAISON de HIROANは一級品です。
一般的な財布は、断面に塗料を塗り重ねて仕上げるものが多いのですが、MAISON de HIROANは布で断面を繰り返し磨き、自然な光沢を出すのが特徴です。
これは昔ながらの製法で、非常に手間がかかりますが、その分革本来の美しさを引き出すことが可能です。
また、 剥離などが起こりにくい耐久性が高い商品へと昇華させることにもつながっています。
ヘリの後切り
MAISON de HIROANは、コバ処理にも手を抜きません。
商品の内装を見てみると、ほぼ全てがヘリ返しと呼ばれる手法がとられています。これは、上記の画像のように、表革を内側に返し縫製する技術です。
ヘリを返した後、ミシン糸の際ギリギリにヘリ革を裁断し、ヘリ幅を細くみせる手法がヘリの後切りであり、こそがMAISON de HIROANの得意技です。
この手法は、日本のものではなく、ヨーロッパで育った手法でした。 事前にヘリを作っておくことで効率化になるものの、その分縫い代が余って体裁が悪いため、日本の職人からは好まれなかったからです。
MAISON de HIROANは、ヘリ返しをした後に余分なヘリを切るようにし、美しく見えるよう加工しています。普通のヘリ返しと、MAISON de HIROANのヘリの後切りの違いは、以下の画像でよくわかると思います。
MAISON de HIROANは、幅広く愛される商品づくりのため、ヨーロッパの技術を日本向けにアレンジしているのです。
実際に使ってみて
写真レビュー
ここからは、実際の写真を交えてレビューしていきます。
こちらが実際お貸しいただいた長財布、ソフトハニー ファスナー付束入です。色はネイビーで、使用期間は約1年になります。
実際に手に取ってみると、手馴染みの良い革が使われていることを実感します。とても軽いですが、多少こすった程度では傷つかない耐久性を持っています。
次に、開いた写真を見てみましょう。
カード入れが6ヵ所、札入れが2ヵ所、小銭入れ(ファスナー)が1ヵ所です。
ラウンドファスナーと比べると収納力があるとは言えませんが、最近はキャッシュレス化も進んでいるため、これだけ入れば十分でしょう。
カード入れが2ヵ所だけ黒い革になっているのもお洒落ですね。
札入れ・小銭入れの内側です。お洒落な布生地が使用されていますね。革生地にこだわっている方にはマイナスポイントかもしれません。
ただ、普段から目に付く個所ではないため、個人的には全く気になりませんでした。
小銭入れに関しては、片マチのため、入れすぎると不格好になってしまいます。最大でも15枚位にとどめておくのが無難でしょう。
側面からの写真です。かなり薄いことが見て取れます。以前記事にもしたValextraの財布よりも薄いです。
お札・カード・小銭を入れたとしても、問題なくスーツの内ポケットに入ります。スタイリッシュな財布が好きな方にとっては、もってこいの財布ということができるでしょう。
MAISON de HIROANをおすすめできる人・できない人
おすすめできる人は?
まずは、薄い長財布が好きな人です。
写真からも分かる通り、かなり薄型の長財布になっています。それなのに、お札・カード・小銭全てが収納できる万能さを兼ね備えています。
スーツで仕事をしている方にとっては、非常に使い勝手が良い財布になってくれるはずです。
次に、珍しい財布を使いたい人にもお勧めできます。
薄い財布と言えば、日本製ならFARO、海外だとエッティンガーなどが有名ですよね。最近だと、L'arcobalenoの人気も高まってきています。
これらの財布と比べて、MAISON de HIROANの知名度は高くありません。日本製の財布を使いたいけど、GANZOやキプリスは有名すぎるという人にはうってつけでしょう。
広く知られているブランドではないからこそ、この財布を使うことで革好きの人から一目置かれる存在になること間違いなしでしょう。
おすすめできない人は?
この財布がおすすめできない人はあまりいないと思うのですが、強いて言えば、というポイントを挙げておきます。
まず、ブランドアピールしたい人にはおすすめできません。
前述の通り、MAISON de HIROANの知名度は、はっきり言って低いです。
そのため、他の人に気づいて欲しい、というような人は買わない方がよいでしょう。
次に、コンパクトな財布が好きな人も、他の財布を買った方がよいと思います。
MAISON de HIROANの中にも、いわゆるミニ財布と呼ばれる商品がありますので、この辺りを候補に入れてみてはいかがでしょうか。
参考までに、リンクを貼っておきます。
まとめ
今回はMAISON de HIROAN(メゾンドヒロアン)の財布について書いてきましたが、いかがだったでしょうか。
所有欲を満たしてくれるとてもいい財布ですので、少しでも気に買った方は是非手に取ってみて下さい!
今後も色々と発信していくので、もこぶたのブログ奮闘記をよろしくお願い致します!