超絶初心者から上級ブロガーへ!?~もこぶたのブログ奮闘記~

右も左もわからないまま、日々思ったあれこれを書いていきます。

気になる本を読み漁る!~さりげなく人を動かす スゴイ!話し方~

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こんにちは!ブログ上級者ワナビーこと、もこぶたです!

本日は、書評記事第2弾として、さりげなく人を動かす スゴイ!話し方の概要と感想を書いていきます。
先日の記事では、超一流の雑談力という本をレビューしました。

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その際抱いた感想としては、新しい知識が2割・当たり前(既知)の部分が8割というものでした。
そこで、「もう少し知らない内容が盛り込まれていて、面白く読み進められる本はないだろうか?」と思い知人に聞いたところ、紹介されたのがこの本です。

2017年に第一刷が発行されているため、超一流の雑談力よりも2年新しい本ですね。読んでみると、確かに面白い。1つの1つのトピックがコンパクトにまとまっているため、隙間時間に読むにも丁度いいなあと言った感じです。

ということで、早速レビューしていきましょう!

☑この記事を読んで欲しい方
・「さりげなく人を動かす スゴイ!話し方」が気になっていた方
・コミュニケーション力を上げたいと思っている方
・距離の縮め方に困っている人

目次

どんな本なの?

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どんな人が書いてるの?

さて、今回も前回同様に著者の紹介から書き始めていこうと思います。
個人的に、どんな人が書いているのかを知ってから読んだ方が、本の説得力が増す(その逆もあり得ますが笑)ような気がしています。

この本を書いているのは、山﨑 拓巳さんという方です。略歴を調べてみると、

・1965年三重県生まれ、広島大学教育学部中退
・22歳で「有限会社たく」を設立、以来30年以上多岐にわたる事業を展開
・‐夢‐実現プロデューサーという肩書で講演活動も実施
・内容はリーダーシップ論、コミュニケーション術、仕事術ほか多数
・著者としては累計150万部以上のベストセラー作家

といった内容が出てきました。この他にも、芸術家としても活動されているそうです。55歳という年齢になっても自分の可能性を追求し続けている姿勢には脱帽せざるを得ませんね。

大雑把な内容しか出てこなかったため、よくある実業家のプロフィール通りといった感じでしょうか。ただ、少なくともスピーチや話し方のプロフェッショナルであることは間違いなさそうです。

どんなことが書いてあるの?

そんな山崎さんが書いたこの本には、自然に話しているだけで人の心をつかむテクニックが書かれています。
ありがちなコミュニケーション本と言ってしまえばそれまでですが、著者の実体験も交えて書かれているため、画を想像しながら読み進めることができます。
冒頭でも書いた通り、1つ1つのテクニックが簡潔にまとめられているのもいいポイントですね。

どんな組織・社会においても、人と関わらずに生活をしていくのは不可能です。そのため、我々にとって「上手に話せること」は人生最大の武器になるといっても過言ではありません。
ここからは、そんな武器を得るために書かれたテクニックの中でも、特に私の印象に残っている部分をご紹介していきます。

本書を読んで印象に残ったこと

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人と接するときには「中庸」で

これは、冒頭に出てくるポイントです。あまり聞きなれない単語ですが、中庸=中間的なものの考え方らしいです。
要は、厳しいわけでもなく、甘いわけでもない。茶化すわけでもなく、挙げ奉るわけでもない。常にフラットな目線を保ちましょうということです。

頭では分かっているのですが、できているかと言われると返答に困る…中庸とは、そんな概念ではないでしょうか。
相手にぶつかるのでもなく、すべてを受け入れるわけでもない。中々奥が深いですが、今後意識してみようと思います。

賛同を得るための武器は「自動詞」

これは、話し方というよりキャッチコピー的な考え方でしょうか。心に響かせる話し方・フレーズを使いこなすには、自動詞が肝になっているというのです。

例えば、「今日はダイエットをせずに食べるぞ!」と誰かが言っているのを聞いたと想像してみて下さい。
この時、赤の他人のセリフにもかかわらず、何となくソワソワしてしまいませんか?これにはカラクリがあるのです。

実は、脳は主語認識をしないのです。先例の「食べるぞ!」という自動詞は、誰かの言葉としてではなく、自分の言葉として認識されてしまうようなのです。
上司のモチベーションが部下のモチベーションになる、というのも同じロジックなのでしょう。誰かを動かすより自らが動く(=自動詞的)ことで、組織全体が活性化するという訳ですね。

ちなみに、本書では自動詞を上手に使ったキャッチコピーが例示されていました。何か思いつきますか?答えは、「そうだ 京都、行こう。」です。
誰もが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。「京都、行かない?」ではなく「京都、行こう。」とすることにより、脳に直接響くキャッチコピーとなっているのです。

「全力投球トーク」はご法度?

これは意外に思ったのですが、著者曰く7~8割のトークが最も相手に伝わりやすいとのことでした。
というのも、常に100%だと全力が見えてしまう。150キロの速球勝負ばかりではなく、7~8割で内野ゴロを量産して完投するピッチャーの方がいい、と書中では例えていました。

いきなり全部を見せるのではなく、まだ何か引き出しがあるんじゃないか?と思わせることで、お互いに物語が続いていく⇒継続した付き合いに発展するということでしょうか。

確かに、営業でも初回からすべて話すのではなく、「では次回○○についてもご紹介させていただきますね」と言い残してアポ終了、なんてことがよくあります。そう考えると、無意識にやっていたテクニックだったのかなという気もしてきました(笑)

話に引き込むコツは「間」と「オノマトペ」

これは「超一流の雑談力」にも書いてあったことですね。2冊ともに書いてあるほどメジャーなテクニックでしたので、改めてご紹介させていただきます。

まずは、絶妙に相手を引き込むを習得すること。といっても、そんな簡単にはできなさそうですよね。
ただ、誰しもが実践できている場面があるのです。それは、怪談話をしている時です。普段から怪談を意識しろという訳ではないですが、何となくでも強弱や間に気を付けてみるのはいいかもしれませんね。

次に、オノマトペです。これは、日本語で言う所の擬音語・擬態語の類です。
これを効果的に使うことによって、相手に会話の情景を鮮明に思い描かせることができます。
自分の話の世界に相手を連れていくことで、もっと続きが聞きたいと思わせ、会話を弾ませることができるのです。

仕事で協力を仰ぎたい時の「キラーフレーズ」とは

本書には、やる気のスイッチを入れるキラーフレーズ集が載っています。中には(私には)使えそうもないフレーズがあったりしたのですが、ここでは印象的だったものをご紹介します。
それは、仕事でどうしても協力を仰ぎたい、でも難しそうだな…なんて状況の時に効果がある一言です。

ずばり、これは私のわがままなんですが、、、という切り出し方です。
もちろんこれを使ったからといって成功するわけではありません。ただ、仕事上は無理だと思うのですが、という前置きをすることによって、相手に与える不快感を抑えることができます。
その結果、成功・失敗問わず、最小限のリスクでお願い事ができるという訳です。

まとめ

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さて、今回はさりげなく人を動かす スゴイ!話し方についての記事でしたが、いかがでしたでしょうか。

個人的な感想ですが、本書は超一流の雑談力よりもためになるという印象を持ちました。
なぜならば、「超一流の雑談力」はコミュニケーションの基礎部分、いわば総論的だったのに対して、「さりげなく人を動かす スゴイ!話し方」はより踏み込んだ内容が書いてある各論的な位置づけにあたると感じたためです。

どちらが優れているという訳ではありませんが、応用的なコミュニケーションテクニックを知りたい方にはとてもおすすめできる本であると言えるでしょう。
もし気になったという方は、是非書店で探してみて下さい!中古も数多くありますので、安く手に入れることもできますよ。

今後も色々と発信していくので、もこぶたのブログ奮闘記をよろしくお願い致します!