超絶初心者から上級ブロガーへ!?~もこぶたのブログ奮闘記~

右も左もわからないまま、日々思ったあれこれを書いていきます。

気になる本を読み漁る!~超一流の雑談力~

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こんにちは!ブログ上級者ワナビーこと、もこぶたです!

本日は、書評記事第1弾として、超一流の雑談力の概要と感想を書いていきます。
先日の記事で書いた通り、外出自粛期間で余った時間を読書に使っております。

特にジャンルを絞ることなく、色々な本を読もうと思っておりますが、まず手に取ってしまったのはこの本。
やはり営業の血が騒いでしまったのでしょうか(?)超絶有名ながら、未だに読んだことがなかった超一流の雑談力
人と話す機会が減っているこの期間、逆にコミュ力を上げてやろう!と思い手に取りました。

ということで、早速レビューしていきましょう!

☑この記事を読んで欲しい方
・「超一流の雑談力」が気になっていた方
・コミュニケーション力を上げたいと思っている方
・幅広い人と仲良くなりたい方

 目次

どんな本なの?

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どんな人が書いてるの?

この本を前にしてまず私が思ったのは、「どんな人が書いてるの?本当に超一流なの?」という疑問です。
そこで、この記事でも、本の中身に入る前に著者の紹介から始めたいと思います。

この本を書いているのは、安田 正さんという方です。この方は、株式会社パンネーションズ・コンサルティング・グループという法人向け研修の専門会社で代表取締役をやっている傍ら、東京大学や早稲田大学といった名だたる大学で教鞭をとっています。
会社の事業内容・大学の講義内容はほとんどがコミュニケーションに関わるもの。つまり、超一流の雑談力を持ち合わせた人物と言えるでしょう。

どんなことが書いてあるの?

そんな安田さんが書いたこの本ですが、タイトル通り、超一流と呼ばれる人はどのような雑談をしているのか?と言うことが書いてあります。
具体的には、38の雑談テクニックと、日々の中でそれらを鍛えるための方法が載っています。

ここからは、本書の中で特に印象に残った部分を抜粋して、皆さんに紹介していこうと思います。

本書を読んで印象に残ったこと

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たかが雑談、されど雑談

まずは、雑談についての認識が導入部で書かれています。

多くの人が陥りがちなのが、雑談=無駄話という思考です。これは間違いで、相手に好印象を抱いてもらう、平たく言えば相手と仲良くなる最も効果的なツールが雑談であると述べられています。
確かに、初対面の人と喋る際、必ずと言っていいほど雑談を挟みます。しかも、人は出会って2秒で値踏み、1分で第一印象を決めるというデータもあるようです。このことからも、雑談の重要性が分かります。

これだけ聞くと「当たり前じゃないか」と感じるのですが、実際に自分が雑談を武器にできているかと考えると答えはNOだったりします。
これをYESに変えるためのヒントが本書には書いてあるんですね。この導入部は、自分を振り返るきっかけになりました。

縦と横を意識した会話

数学のグラフと同様に、会話にも縦軸と横軸が存在していると著者は言っています。
縦は会話の深さ・横は提示する話題の幅を表しており、これを掛け合わせて話すことで人は距離を縮めるというのです。
色々な話題を振りながら(横)、相手が乗ってきたところで掘り下げていく(縦)のが最善のコミュニケーションであり、そのために日々アンテナを張り巡らせておくのが大切という訳ですね。

ただ、雑談に適した話題と適さない話題が存在します。むやみやたらに話を振ればよいという訳ではありません。
適しているのは…

気候/相手の会社情報/ファッション/健康/趣味/最近のニュース/共通項/出身地/血液型/仕事 などです。

要は、誰にでも当てはまる、当たり障りのない話題がよいのです。天気の話題から始める営業マンは多くいますが、理にかなっているんですね。
ここから話を膨らませて、自分と相手に共通する話題を見つけていくのが一流なのでしょう。

適していないのは…

宗教/政治 など、個人の思想が深くかかわってくる話題です。

なぜならば、雑談ではなく議論になってしまうからです。雑談の良さというのは、ある程度の気軽さがあることでしょう。だからこそ盛り上がるので、決して議論になってはいけないのです。
同様に、恋愛などを話題に出すときも熱くなりすぎないよう注意したいところです。

モノ・コトではなくヒトにフォーカス

これは質問するときのテクニックです。
その人の行動や持ち物、趣味だけを聞くのではなく、その主体となる人について聞く方が親密度を高められるというのです。
と言うのも、相手に自分に興味を持ってくれていると思わせることで距離が縮まりやすくなるからです。

極端な例ですが、、、
A「この前の連休は家族で買い物に行ったんですよ」
「いいですね。どこに行ったんですか?/何を買ったんですか?」(モノ・コトに着目している)
「そうなんですか。ご家族でのお出かけは頻繁にされるんですか?」(そのヒトの人となりに着目している)
といった感じでしょうか。

ただ、どんな質問がいいかはケースバイケースです。あまり自分のことを詮索されるといやな気持になってしまうでしょうし、様子を見ながら質問を考えていくのがベストでしょう。
雑談は相手ありきのコミュニケーションだということを忘れないようにしたいものです。

テーマを伝えるのは10秒で

話の本題に入る際、テーマの説明は10秒~長くとも17秒以内にまとめるのが一流というお話です。
この17秒というのは、「人間が耳から入る情報を完全に記憶できる限界秒数」らしいです。
「これのいいところは○○で、あと○○もありますね、最後に○○です…」と話すよりも、「これのいいところは3つあります。最初は…」と始めた方が分かりやすいということですね。

これは雑談だけでなく、プレゼンの場でも同じことが言えますよね。結論ベースで語るのがいいというのは全コミュニケーション共通なのでしょう。

まとめ

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さて、今回は超一流の雑談力についての記事でしたが、いかがでしたでしょうか。

個人的な感想ですが、本書を読んで雑談の重要性を再確認しました。
相手によりますが、「1時間のアポイントがあったら、50分雑談・10分本題でもいい」と著者は述べています。
私は普段営業をしているのですが、雑談と本題の比率は大体5:5程度かなあと感じています。もちろん相手にはよりますが、今後はもう少し長い時間雑談をしてみようと思います。

また、内容についてですが、「新しい知識が2割・当たり前(既知)の部分が8割だったかなというのが正直なところです。
職業柄人と話す機会が多いというのはあるでしょうが、そうでなくても一般常識と呼ばれる話が多く含まれているのは確かでしょう。
そのため、タイトルに惹かれて「どんな凄いテクニックが乗っているんだろう!?」と楽しみにしている人にとっては、物足りない部分があるかもしれません。

ただ、知っている」と「実践できる」のは全く別物ということは言わずもがなです。
当たり前のことを当たり前にできるのが超一流ということなのでしょう。わたしも、この本で得た/再確認した知識を、実践できるレベルまで引き上げるべく努力していこうと思います。

総括すると、1つ1つの内容がコンパクトでとても読みやすい本だと感じました。
コミュニケーション力に関する総論的な本を探している人にはぴったりの本ではないでしょうか。
もし気になったという方は、是非書店で探してみて下さい!中古も相当数出回っているようですよ。

今後も色々と発信していくので、もこぶたのブログ奮闘記をよろしくお願い致します!