超絶初心者から上級ブロガーへ!?~もこぶたのブログ奮闘記~

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いまさら聞けない投資知識!?~株価はなぜ変動するの~

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こんにちは!ブログ上級者ワナビーこと、もこぶたです!

今回は、そもそも株価ってなんで変わるの?というテーマで書いていきます。
テレビや新聞では、毎日のように「日経平均株価が~」「NYダウが~」といった内容が取り上げられていますよね。
そのため、株価が毎日変動することは皆さん知っていると思います。しかし、変動する理由まで知っている人は意外と少ないのではないでしょうか?
そこで、今回は株価が変動する理由についてお伝えしていきます。

☑この記事を読んで欲しい方
・株式投資を始めたばかりの方
・株価の動きに興味がある方
・金融・経済を勉強中の方

目次

株価の基礎知識

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株価って?

株価とは、企業が発行している株式の価格のことです。
これは目に見えませんが、人々に売買されるという点では、食べ物や家具・スマホなどと同じ商品であると考えることができます。

どうやって価格が決まるの?

では、商品の価格はどのように決まっているのでしょうか。
一言で言うと、人気がある商品(=買い手が多い商品)は高額になり、人気がない商品(=買い手が少ない商品)は低額になる傾向があります。
高いお金を払っても「買いたい!」と思わせる商品であれば、自然と価格は上がります。iPhoneなんかはいい例ですよね。

これは、株についても同じことが言えます。魅力的で買い手が多い株式は価格が上がり、魅力が低く買い手が少ない(≒売り手が多い)株は価格が下がります。

では、投資家たちはどのように魅力を判断しているのでしょうか。
ここからは、株価を左右する判断材料について掘り下げていきましょう。

株価の変動要因

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企業の業績

企業は四半期ごとに決算発表をします。
この時、予想より業績が高ければ買い手が増加し、予想より低ければ売り手が増加(≒買い手が減少)します。

業績がいいということは、今後も成長を続けてくれるだろうという期待感を抱かせることにつながります。
そのため、投資家たちの期待をいい意味で裏切ることができれば、より魅力的に写りますから、株価はぐんぐん上がっていくという訳ですね。

また、突発的な発表にも株価は左右されます。
例えば、製品に不具合が見つかると、その企業の魅力は下がります。その結果、買い手の減少・売り手の増加を引き起こし、株価の下落につながる傾向があります。

逆に、新規事業立ち上げや、既存事業拡大、M&Aによる他企業の買収をした時などは、投資家たちの興味を引き付け、株価の上昇につながることがあります。
ただし、立ち上げた事業がリスキーだったりすると、否定的な評価につながることもあるため、一概に判断することは危険です。

企業の業績がよくなれば株価は上がり、悪くなれば株価は下がるのが一般的です。
特に、業績が大きく伸びると配当金が上がる可能性もありますし、世の投資家たちが最も注目しているのが決算内容と言っても過言ではないでしょう。

各種統計の発表

とはいえ、決算は毎月発表されるわけではありません。にもかかわらず、毎日株価が変動しているということは、それ以外にも変動要因があるということですよね。
その1つが、統計データの発表です。国内外を問わず、経済に関する様々な統計が定期的に発表されています。例えば…

GDP(国内総生産)

ある期間中、国内で生産されたモノやサービスがどのくらいの価値(=利益)を生み出したかを表す指標です。
仕入れ金額よりも売上が大きければGDPは上がり、その逆であれば下がります。最悪の場合、赤字となる可能性もあります。
経済活動の規模を知ることができるため、小中学校の義務教育でも教わるほど代表的な指数となっています。

消費者物価指数(CPI)

人々が、消費者が購入するモノやサービスなどの物価の動きを把握するための統計指標です。
主に意識されるのは生鮮食品を除く総合指数です。生鮮食品は天候の影響を受けるため、純粋な物価を見る目的においては、生鮮食品を除いた指数が用いられるのです。
物価の変動は、景気に多大な影響を与えます。その物価を把握するのに使われることから、経済の体温計と呼ばれるほど重要な指数なのです。

米国雇用統計

その名の通り、米国の雇用情勢を調査した統計で、最も重要な経済指標の1つとされています。
現在の経済の中心地は、やはり米国です。その景気の実体を表す最新の数値として、あらゆる金融市場に影響を与えるため、このチェックは外せないと言えるでしょう。

この他にも様々な指標があり、ベテランの投資家たちは常にアンテナを張っているのです。投資を始めたばかりでも、代表的な指数はチェックするのが吉でしょう。

海外の株価や経済状況

株価を動かすのは、国内の要因だけではありません。
例えば、NYダウが下がったことで日経平均も下がった・各社の中国工場での生産ラインが止まったことで日経平均に影響を与えたなんてことがしばしば起こります。

国内メーカーを例にとってみてみましょう。近年は、国内だけでモノの生産を完結している企業は数少ないです。規模が大きければ大きいほど、製品の海外輸出入・海外の工場での生産などを頻繁に行っています。そのため、世界各地の経済の動きに企業業績が左右されてしまうのです。

為替の変動

為替も株価に大きな影響を与えます。
例えば、円高になると海外での日本製品の価格は高騰します。そのため、海外での売上比率が高い企業は、決算が悪化するのではと予想されてしまい、株価が下がる傾向があります。
逆に、円安になると海外での日本製品の価格が割安になります。そのため、売り上げが上がると期待され、株価が上がる傾向があります。

輸出関連の企業は、ある程度の為替変動は織り込み済みです。そのため、多少為替が上下したところで、すぐに株価が動くわけではありません。
しかし企業の想定を超えるような円高/円安の状況では、株価が大きく動いてしまうことがあります。

まとめ

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今回は株価の変動理由についての記事でしたが、いかがだったでしょうか。
これまでに紹介した要因は代表的なものであり、実際はさらに多くの要因が複雑に絡み合っています。
話を聞くと難しそうな株価変動ですが、実際に自分で株式投資をやってみると意外と理解できたりします。まさに百聞は一見に如かず、という感じですね。

今後も色々と発信していくので、もこぶたのブログ奮闘記をよろしくお願い致します!