超絶初心者から上級ブロガーへ!?~もこぶたのブログ奮闘記~

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分散投資には必要不可欠!~ETFと投資信託って何が違うの?~

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こんにちは!ブログ上級者ワナビーこと、もこぶたです!

今回は、分散投資の代名詞であるETF投資信託の違いについて書いていこうと思います!
投資信託は聞いたことがあるけど、ETFは初耳、という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。投資を始めたてのころの私もそうでした。

ただ、どちらも素晴らしい商品なので、この機会に各商品の共通点や相違点、自分がどちらに向いているのかなどを知っていただければ幸いです!

☑この記事を読んで欲しい方
ETF投資信託の違いがよくわからない方
分散投資に興味があるけど、どの商品がいいのか分からない方
・今まで個別株投資しかしていない方

 目次

投資信託ETF?何が違うの? 

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それぞれの概要

まずは、投資信託ETF、それぞれの説明からしていきましょう。

投資信託は、投資家から集めたお金を運用のプロが運用し、その成果が投資家に還元される仕組みの金融商品です。「信じて託す」から信託という訳ですね。
投資の知識がなくても安心できるため、非常に人気が高いです。ほったらかし運用などと言われますが、本当にその通りだと思います。

一方、ETFはExchange Traded Fundsの略称で、日本では上場投資信託と訳されます。
日経平均株価やNYダウなど、特定の指標への連動をめざすように運用される金融商品で、その名の通り投資信託の一種ともいえます。実はこのETF金融商品界隈では20世紀最大の発明と言われることもあるほど、絶大な人気を博しているのです。

※ちなみに、一般的に呼ばれる投資信託は「非上場投資信託」を指すことが多く、ETFと区別して言及されます。そのため、本記事でも投資信託=非上場投資信託ETF=上場投資信託として書き進めていきます。

ETF投資信託の違いは、上場か非上場かという点です。
そのため、どちらを選んでも分散投資はできますし、ほったらかし運用も可能です。
具体的には、いったい何が違うのでしょうか。次項では、その相違点に着目してみましょう。す。

何が違うの?

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先述の通り、どちらを利用しても分散投資が可能です。
個別株投資の場合、自分でで市場動向や個別企業を調査、分析し、売買をしていかなければなりません。
時間が取れなかったり、そこまでの熱量がないけど投資はしたい、という人は、投資信託ETFのどちらかを利用することで、ストレスなく資産運用することが可能になります。

さて、ETF投資信託の相違点を考えていきましょう。
ざっくりと考えてみると、上場しているかどうか・どんな運用方法か・どのくらい手数料がかかるかの3つに集約されます。それでは、1つずつ確認しましょう。

・上場の有無

ETFはその名の通り上場しています。
そのため、取引所の取引時間内には市場価格が刻一刻と変動します。この点では、個別株の取引と同じであると言えます。
成行注文や指値注文、逆指値注文が可能となっています。

一方、投資信託は1日1回算出される基準価額で取引されます。
そのため、その日の何時何分に購入しようと、価格が変動することはありません。
ただ何円分購入するかだけを決めるため、チャートを気にしなくていいのが良いところです。
ちなみに、基準価額が何円だったのかは約定した後にしか分かりません。

こうしたことから、市場の変動をリアルタイムに反映する点・取引の自由度が高いETFに対して、精神的・時間的な負担が少ない投資信託という構図でとらえておけばよいでしょう。

・運用方法の違い

ETFは特定の指数への連動をめざすため、インデックス運用に分類されます。
インデックス運用とは、あらかじめ定められたベンチマークと等しい運用成果を目指す方法です。例えば、日経平均株価と連動を目指すものであれば、日経平均株価に似た運用成果が期待できます。
この方法の最大の利点は、運用成績が市場の動きから大きく外れることがない点でしょう。数多くのアクティブ運用商品と比較した際、長期的にはインデックス運用の方が優れているといったデータも存在します。

一方、投資信託は「インデックスファンド」と呼ばれるETFと似たような商品もありますが、ベンチマークを上回る運用成果を目指したり、ベンチマークを設定しないアクティブ運用の商品も多く存在します。
例えば…

・投資対象:運用会社独自のスクリーニングに基づいた銘柄群や国、資産など
・テーマ:「新興国の消費関連」、「IT」、「ロボット」など
・ 仕組み:元本確保をめざすもの、リスク目標が設定されたものなど

このように、投資信託は投資家の異なるニーズに応える形で、たくさんの商品がラインアップされています。

まとめると、ETFインデックス運用を極めた商品で、投資信託インデックス運用・アクティブ運用どちらにも対応できる商品と言えるでしょう。

☑column
国内株式型のETFの主な指標はTOPIX東証一部上場銘柄全てを対象とした指数)や日経平均株価(日本を代表する225銘柄で構成された指数)などがあります。

海外株式型のETFの主な指標はS&P500アメリカの大型株500銘柄で構成された指数)・NYダウアメリカを代表する30銘柄で構成された指数)があります。

この他にもいろいろな指標がありますが、どれに連動した商品を購入するかはその人の考え方次第です。

・手数料の違い

上記の違いなどから、ETF投資信託に比べ、各種手数料が安い傾向にあります。よく言われるのが、信託報酬の違いです。
これは手数料の一つで、運用をしてもらうかわりに支払うものです。そのため、商品を保有している間は信託報酬がかかります。
「報酬」と言うだけあって、その商品を運用する手間がかかればかかるほど高くなりやすい傾向があります。

ETFの場合、基本的に指数連動型の商品ですので、組み込み銘柄を選定する手間があまりかかりません。
これにより、コストが抑えられる=信託報酬は低めに設定されている場合が多いです。

投資信託では運用方針によって信託報酬が異なります。
アクティブ運用商品の場合、運用会社が銘柄を組み込むにあたり、調査・分析を行います。インデックス運用と比べて手間がかかることから、信託報酬は高めに設定されています。
そのため、折角高いリターンを得ても、手数料を引くとインデックス運用と利益が変わらなかった、ということが起こり得ます。
一方、ETFと同様に指数に連動したインデックス運用商品の場合は、ETFと同様に信託報酬は低めに設定されるのが常です。

しかし、一般的な投資信託のなかにも購入時手数料がかからないノーロードファンドや、信託報酬がETF並みに低水準のものも増えており、投資家の選択肢が広がっています。
いずれにせよ、商品選択の際には手数料を調べておく必要がありますね。

どうやって選べばいいの?

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ETFと一般的な投資信託にはそれぞれ一長一短があることを分かっていただけたかと思います。同時に、結局どっちが自分に向いているのか?という疑問を抱かれていることでしょう。
ここでは、運用商品を選ぶ際に気を付けておきたいポイントをいくつか挙げておきます。

最低購入金額について

ETF最低取引単位が決められています。日本株の取引が100株からしかできないのと同じようなものですね。
つまり、「最低購入金額=取引価格×1取引単位」となり、通常は1万円~10万円程度で購入できます。
なので、1000円しか余裕資金がない人が、1万円のETFを購入することは不可能な訳です。

一方、投資信託は取引単位という概念がありません。先に述べた通り、何円分購入するかだけ決めておけばよいのです。
販売会社によっては100円から購入できるところもあるようです。なので、少額から始めたい方には投資信託向きだと言えるでしょう。

制度の対象になるかどうか

昨今、NISAやつみたてNISA、iDeCoといった税制優遇がなされる制度が制定され、政府も国を挙げて宣伝しています。
これらの制度を上手に利用することで、効率的に将来の資産形成をすることが可能となります。
そのなかで最近注目されているのは、つみたてNISAです。
つみたてNISAの詳しい内容はこちらの記事にまとめましたので、是非ご覧下さい!

mocobuta.hatenablog.com

一言で言うと、投資初心者をはじめ、幅広い年代の方にとって利用しやすい仕組みです。
ただし、その対象となる商品は手数料が低水準でなければならないなど、長期・積立・分散投資に適した投資信託ETFに限定されています。
2018年10月末時点の対象商品は下記のとおりです。

 • インデックス投資信託:142本
 • アクティブ運用投資信託:17本
 • ETF:3本

このように、つみたてNISAを利用しようと考えている場合は、ETFより一般的な投資信託のほうが幅広い選択肢があります。
今利用している・これから利用したい制度がある場合は、対象商品の一覧を確認してみると、どちらが自分に向いているのかが分かるかもしれません。

売買を行う場所の違い

ETFは市場を介して売買ができるため、全国の証券会社で購入することができるというメリットがあります。
証券会社ごとに売買手数料の違いこそありますが、上場しているため、取扱の数や売買価格が異なることはありません。

一方で、投資信託は、運用会社が指定した特定の証券会社や銀行といった金融機関のみで取り扱われており、金融機関によって取り扱っている投資信託に違いがあります。
せっかく購入したい投資信託をみつけても、メインにしている金融機関では売っていないなんてこともあり得るのです。

このことも、商品選びの際に気をつけたいポイントです。

まとめ

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今回はETF投資信託の違いについて書いてみましたが、いかがだったでしょうか。

結局は自分の投資スタイル次第、というのが商品選びの答えなのかもしれません。
自分のタイミングで取引したい・特定の投資対象やテーマに興味を持っている・ベンチマークよりも高いリターンが欲しいなど、趣味趣向は人それぞれです。

ETFは取引の自由度が高いため、個別株と同じような感覚で取引したい人にとっては魅力的な金融商品です。
一方、仕事が忙しい人や、資産運用をプロに任せたい人、アクティブ運用をしたい人におすすめなのは投資信託です。

私はというと、米国株ETFメインでの資産運用を行っています。理由は、ETFの方が投資をしている感覚があって楽しいからです。

こんな適当な理由で決めている人間もいるのだから、まずは投資を始めてみるのが手っ取り早いかもしれませんね(笑)
何か違うな、物足りないな、と感じたら別の商品に移ったっていいんです。
大切なのは、投資を身近に感じること・運用を楽しいと感じることです。そうすれば、自ずと投資スタイルが固まっていくことでしょう。

今後も色々と発信していくので、もこぶたのブログ奮闘記をよろしくお願い致します!