超絶初心者から上級ブロガーへ!?~もこぶたのブログ奮闘記~

右も左もわからないまま、日々思ったあれこれを書いていきます。

資産を増やすならまずはこれ!~つみたてNISAのすゝめ~

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こんにちは!ブログ上級者ワナビーこと、もこぶたです!

今回は、資産運用の中でもかなりお得な制度である、つみたてNISAを紹介していこうと思います!

このところ、毎日お金に関するニュースや記事を目にしますよね。年金制度が終わるだの、老後2000万円問題だの…実際、これらの真偽はその時になってみないと分かりません。
これからも年金をもらえる人もいるでしょうし、退職後になって2000万円じゃ全然足りないじゃないか!と感じる人もいるでしょう。
ただ、私たち全員の共通認識として、お金に困りたくない・お金があるに越したことはないという考えがあるのではないでしょうか?

そこで、今回は将来お金に困らないために、つみたてNISAを知ってもらおう・活用してもらおうというコンセプトのもと、記事を書いていきます! 

☑この記事を読んで欲しい方
・なるべく安全に資産形成をしたい方
・つみたてNISAについて気になっている方
・少しでもお金を増やしたい方

 目次

 つみたてNISAについて

そもそもNISAって何?

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つみたてNISAについて知るためには、そもそもNISAとは何ぞや?という所から知る必要があります。なぜならば、NISAの問題点を改善し、後発的に生まれた制度がつみたてNISAだからです。
また、現在日本には3種類のNISA制度があります。それぞれ特徴が違ったりと、意外と複雑な仕組みだったりします。なので、まずはここでNISAの歴史や概要について、しっかりと押さえておきましょう。

前置きが長くなりましたが、NISAとは、「NISA口座(非課税口座)」内で、毎年一定金額の範囲内で購入した金融商品から得られる利益が非課税になる=税金がかからなくなる制度です。
株式や投資信託などの金融商品に投資をして利益が発生した場合、売却した際の利益部分や、受け取った配当金に対して税金がかかってきます。おおよそ、20%が課税されるため、100万円儲けたとしたら20万円が税金として引かれてしまいます。
ところが、このNISA制度を使うと、金額の制限はあるものの、非課税で利益を得ることができるのです。

どうですか?NISAを使うか使わないかによって、得られる利益額にかなり大きな差があることを理解いただけたかと思います。

現在、日本におけるNISAには、NISA・ジュニアNISA・つみたてNISAの3種類があります。どれも税制優遇がなされる点は共通していますが、限度額や対象者などが異なります。
それでは、各制度の違いを見ていきましょう。

☑column~NISAの由来~
この制度は、イギリスにあった制度を元に作られました。ISA(Individual Savings Account=個人貯蓄口座)と呼ばれる制度の日本版として、NISANippon Individual Savings Account)という愛称がついています。

NISAの概要

NISAとは、2014年1月にスタートした、個人投資家のための税制優遇制度です。毎年120万円の非課税投資枠が設定され、これを上限として株式・投資信託等の配当・譲渡益等が非課税対象となります。
詳しい内容な以下(金融庁HP:https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa/overview/index.html)の通りです。

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一般の人々にも投資を身近に感じてもらい、より安定的に資産形成をしてもらうために生まれた画期的な制度と言えるでしょう。
これをもとに後述のジュニアNISAとつみたてNISAが発明されました。

ジュニアNISAの概要

上記のNISAは、20歳以上の人しか利用できないという制限がありました。そのため、子供世代の将来資産形成には利用しにくいという問題点が発生しました。
そこで2016年に生まれたのが、このジュニアNISAです。詳細(金融庁HP:https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/junior/overview/index.html)を見てみましょう。

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注意点として、18歳になるまで払出しができないことが挙げられます。
ジュニアNISAは中長期にわたる投資制度であり、子どもや孫の将来に向けた資産形成を主な目的としているからです。そのため、払出し制限が設けられていたり、非課税枠がNISAとは異なっているのです。
ちなみに、途中で払出しをした場合は、過去に非課税とされていた利益に課税されてしまいます。

つみたてNISAの概要

さて、いよいよつみたてNISAの概要です。これまでの2制度とはかなり違った内容になっているため、しっかりと見てみましょう。まずは詳細(金融庁HP:https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/tsumitate/overview/index.html)からです。

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これを見てみると、非課税枠が40万円まで小さくなっていること、かわりに非課税期間が20年まで伸びていること、投資対象商品がかなり制限されていることが分かります。
なぜここまで違う制度になっているのでしょうか?

一般NISAが作られた背景は前述の通りですが、いざ制度が始まると、利用している多くは金融庁の思惑とは異なる層でした。
つまり、短期的な値上がりを求めて、まとまったお金を一度に投資するスタイルを好む人たちが利用者の大半だったのです。そのため、これでは富裕層のための制度じゃないかと言われてしまいました。
確かに、毎年120万円をコンスタントにつぎ込むのは至難の業ですよね。「これだけ非課税枠を与えるから、あとは好きに活用して」なんて言われても、一般の人々にとっては縁遠い世界のように感じられてしまった訳です。

そこで、一般の人が安定的に資産を形成できるよう、新たに誕生したのが「つみたてNISA」なのです。枠をより少額として、期間を長くする。さらに選べる商品を絞ることで、あまり知識がない人でも始めやすいように設計しました。

資産運用の鉄則ともいえる「長期・分散・積立投資」に特化した制度こそ、このつみたてNISAなのです。

つみたてNISAのメリット・デメリット

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上記の通り、初心者でも気軽に始められる制度がつみたてNISAです。だからこそ、この記事で良さを発信しているわけですが、当然メリットがあればデメリットもあります。
ここではその部分をお伝えしていきます。

メリットは?

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まずは、メリットについてお伝えします。この記事のコンセプトがつみたてNISAをおすすめすることなので、自然と文量が多くなってしまうのはご容赦ください(笑)

運用益が非課税になる!

何度も触れていますが、NISAを使えば約20%の課税がなくなります。これはどのNISAでも同じですが、つみたてNISAを活用すれば、最長20年間非課税で投資できます。
つまり、年上限40万円×20年=800万円を非課税で運用できるのです!
ちなみに、NISAの場合は年上限120万円×5年=600万円なので、長い目で見ればつみたてNISAの方がお得でしょう。

少額から始められる!

証券会社によりますが、つみたてNISAでは毎月100円から投資可能です。
余裕資金がたくさんある方でないと始められない印象を持たれがちですが、実はワンコインから始めることができるのです。
無理のない金額で投資を実践しながら学び、余裕が出てきたら少しずつ投資金額を増やす、なんて使い方もできてしまいます。
さらに、非課税枠を満額使おうと思っても月33,000円程度の出費で済みます。NISAの場合、この3倍が必要になりますから、かなり始めやすい制度ではないでしょうか。

チャートに張り付く必要がない!

つみたてNISAでは一括投資は認められておらず、投資方法は「積立」しか選べません。
ですがただ、選べる頻度は幅広く、毎日・毎週・毎月・半年ごとなど、自分の資産状況に応じたプランニングが可能です。選択肢がいくつあるかは投資を行なう金融機関によって違いますが、毎月積立であればすべての金融機関で可能です。
そのため、給料日に合わせて、事前に指定した金額を、自動的に引落とすことができます。毎日株価を気にしてボタンを押す必要などなく、勝手に運用してくれるので、とっても気が楽になりますよね。

商品選びが簡単にできる!

つみたてNISAでラインナップされている商品は、金融庁が長期・積立・分散投資に適していると判断したものです。例えば、手数料が低い・運用成績がぶれにくい…などといった具合です。言い換えれば、すべての商品がプロに選ばれているのです。極端な話、どの商品を選んでも、大ハズレにはならないということです。
※とは言っても、各商品によって優劣はあります。そのため、事前にある程度情報収集をしてから商品を選ぶことをおすすめします。

いつでも資産を換金できる!

つみたてNISAでは、運用によって出た利益を、いつでも自由に換金できます。結婚資金や、住宅・自動車購入など、突然まとまったお金が必要になった時でも柔軟に対応できます。
また、つみたてNISAは、何歳から始めても20年間非課税枠を使い続けることが可能です。期間内であれば、年齢に関係なく換金できます。

その点、よくつみたてNISAの比較対象に上がるiDeCoは(2020/3/16現在)原則60歳まで引き出しができません。これは、積み立てられる年齢が60歳までと決められているためです。仮に55歳の方がiDeCoを始める場合、5年間しか積立てることができません。

しかも、最近だと加入年齢上限延長・それに伴う引き出し可能年齢の引き上げも噂されていますから、換金性という観点ではつみたてNISAの圧勝でしょう。

何も考えずドル・コスト平均法を実践できる!

つみたてNISAを始めると、ドル・コスト平均法の効果が期待できます。
ドル・コスト平均法とは、毎月の支出額を一定に決めて金融商品を購入し続ける投資法のことです。
投資信託の基準価額やETFの株価は変動しますので、価格が低いときには多く買い、価格が高いときには少ししか購入できません。そうすると、平均購入単価を下げられます。この結果、相場が再上昇したときに利益を出しやすくなり、損をしにくくなるのです。

アクサ生命のサイト(https://www.axa.co.jp/100-year-life/wealth/20200108/)に分かりやすい表がありましたので、以下に載せさせていただきます。

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デメリットは?

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これまではメリットを挙げてきましたが、ここからはデメリットの話です。
投資初心者向けの制度であるがゆえに、ところどころ足りない部分もありますし、税制面で優遇されているがために、他の部分で帳尻合わせをされている事実もあります。
ここでは、その代表例を見ていきましょう。

 元本割れの可能性がある

これはつみたてNISAに限らず、投資全般に言える話です。なので、デメリットに数えるかどうかはその人のリスク許容度(=どのくらいの損失まで許せるか)次第でしょう。
投資の世界では、何が起きても基本は自己責任です。厳選された商品の中から運用するとはいえ、元本保証がされているのではない点に注意しましょう。もしもあなたが絶対に損失を許せないのであれば、定期預金や生命保険などで運用する方が賢明です。

はっきり申し上げると、リスクを全く取らずに大きく資産を増やす方法など、この世界には存在しません。何事もそうですが、リターンを得るためには何か犠牲を払う必要があるということですね。

商品数が少ない

メリットとして挙げたように、つみたてNISAで購入できるのは、金融庁が厳選した投資信託・ETFのみです。このことは、同時にデメリットにもなりえます。
例えば、最近話題になった投資信託や、好パフォーマンスの個別株に投資したいと思っても、つみたてNISAの対象外だと購入することはできません。
ただし、購入したい商品がつみたてNISAの対象外だった場合でも、NISAであれば対象となっている可能性があります。自分が購入したい商品が決まっているのであれば、まずどの制度が利用できるかを調べることから始めましょう。

所得控除の対象ではない

端的に言うと、つみたてNISAには所得税・住民税の節税効果がないということです。
一方、iDeCoでは、拠出額が所得控除となりますので、所得税・住民税の軽減が可能です。所得控除の観点では、iDeCoに軍配が上がります。

非課税枠は翌年以降持越せない

年40万円まで非課税となりますが、余った枠を次の年に持越すことは不可能です。
例えば、今年の投資金額が20万円、残りの非課税枠が20万円だった場合、次の年にその非課税枠20万円を持越して60万円投資する、ということはできません。
そのため、個人的には、どうにか頑張って枠を使い切るようにすることをおすすめします。ただ、物事には限度がありますので、つみたてNISAのために生活の質を下げてストレスをため込んでしまっては本末転倒です。
個々人が、自分の資金状況に合わせて拠出額を考えていく必要があるということですね。

まとめ

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今回はつみたてNISAについてお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか。
総合的に考えて、かなりいい制度であることは間違いないと思います。長期的な資産形成を考えている方は、是非始めることをおすすめします。

私はSBI証券を使っていますが、始めていない状況に比べれば、どの証券会社でもいいから早く口座を開設した方がいい!というのが正直なところです。
ネット証券であれば、オンラインですぐに口座を開設できますから、とりあえず「つみたてNISA」で検索してみて下さい。
次回以降も、投資に関する情報を含め、様々な記事を書いていく予定です。

今後も色々と発信していくので、もこぶたのブログ奮闘記をよろしくお願い致します!